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美容における皮膚の基礎知識 vol.1

皮膚は体の中で一番大きな臓器です!

体の中へ余計な物質が侵入出来ない仕組みです。外界から侵入しようとするのはカビや細菌、ウィルスが入らないように守っています。
また、刺激となる紫外線、風、乾燥、圧迫、温度から組織を守る力を持っているのです。
皮膚の保護システムは、【A 皮膚免疫性】【B 自然治癒力】【C 皮脂膜】この3つの働きでシステムは成立します。

A 皮膚の免疫性

皮膚の免疫性の中の一つに「正常菌叢」という聞き慣れない言葉が出てきます、人間と共栄共存する菌群のことです!最近の日本のCMではやたらと「除菌」の連呼です。除菌さえすれば安心の風潮が過剰してしまっています。美容トラブルを扱う中で原因が殺菌、除菌、抗菌などの作用によることが大半を占めているのも現実です。
皮膚に菌と聞くと汚い、雑菌、バイ菌・・・・あまり良いイメージは湧きませんね。しかし、ビフィズス菌や腸内菌バランスと聞くと健康に欠かせない菌群との認識を持たれます。人間の体はどこにでも菌バランスで健康を守っているのです。また、この菌群が絶滅してしまったら外来菌の侵入すら防げないのです。菌様さまかもしれません。

皮膚には約200~300種類の常在菌が存在します

尋常菌(生命の維持に不可欠な菌)と常在菌(ほとんどの人が持つ菌)これら全ての菌で菌を制する、言わば菌同士で見張り合っているのです。このバランスが取れた状態を正常菌叢といいます。このバランスが崩れた時に皮膚疾患となります。また菌の居場所が間違っても惨事は起きます。

例えば、鼻の中の常在菌である緑膿菌は鼻の中の常在菌で粘膜を外からの異物から守る役割です。花粉やチリホコリなどのフィルターです。しかし現代は緑膿菌の減少により毒性もないはずの花粉が直接粘膜に触り刺激なってしまうのです。異物をくしゃみで出そうか鼻水で流そうかと体の奮闘の結果が花粉症の症状でもあります。しかし、この緑膿菌が鼻の中以外の体に増殖したら大変です。褥瘡(床ずれ)となって皮膚を腐らせてしまいます。私のおばあちゃんも床ずれが出来てしまい腿にりんご大の穴が空いてしまい移植したのでした。

人間の体には場所によって必要な正常菌と共栄共存で健康を守っています。無闇やたらと除菌して良いのでしょうか?

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